dunnet & jdunnet 詳細ヒント1

dunnetはRon Schnell氏が作成したemacs上で動作するコマンド入力型の テキストアドベンチャーゲームです. jdunnetは, HAKASEがdunnetを日本語化 したものです.

このページでは,ゲームの序盤の解法に近い詳細なヒントを載せています. ネタばれを含んでいますので注意してください。


スタート地点周辺のヒント

ゲームがスタートしたら、まず周囲を探索してみましょう。野外では、2つのアイテム を、取る(get)コマンドを使うだけで、入手できます (後で出てくる謎を無意識に解いてしまった場合は3つのアイテムを取れるかも しれませんが)。
この2つのアイテムは、それぞれ適切な場所で適切に使うことによって 別のアイテムを出現させることができます。 アイテムのうちのひとつの利用方法は、このサイトの ウォークスルーのページに ヒントが載っています。もう一つのアイテムは、適切な場所で 投げて(throw)みましょう。 最初に持っていたアイテムを加えて、4つのアイテムを手に入れたら、 建物に入りましょう。
建物へは北東(northeast)へ移動することで入れますが、出るときには南(s)へ 移動しなければならないので注意してください。
建物に入ったら周辺の部屋を調べてみましょう。人の名前が書かれたものを 見つけたら、それをメモしておきましょう(特に robert toukmondさんの名前はメモしておきましょう)。
パーツが不足しているものを見つけたら、もちものを挿入(put)してみましょう。 メッセージにしたがって命令を打てばそれを動かすことができます。

コンピュータpockyの利用に関するヒント

ログイン

「キーを打つ(type)」という動詞を使って、コンピュータを利用しましょう。 プロンプト(入力場所に書かれた記号)が > から $ に変わったことを確認 しましょう。$になっている間はコンピュータに対して操作をしていると (今のところは)思っていてください。
コンピュータを利用するには、まず最初に、ユーザ名とパスワードを入力して ログインする必要があります。 ユーザ名もパスワードも全てアルファベットの小文字で構成された文字列です。 ユーザ名には、あなたがゲーム中で知り得た名前の一部を入力して みましょう。パスワードにはそれに対応するもう一方の文字列を入れてみましょう。 3回失敗すると強制的にコンピュータの利用を中断させられるので、その場合は もう一度 (type)と入力して再チャレンジしましょう。 ユーザ名とパスワードを入れ替えて6通り試せば、答えが見つかります。
Welcome to UNIXという表示が出れば、ログインに成功です。表示されている 内容をよく覚えておきましょう。特に「コンピュータgammaに接続されている」 という点です。
コンピュータの利用を終了するには exit というコマンドを使います。 利用を終了した場合、プロンプトが > に戻り、look などの動詞が使える ようになります。

ファイルと持ち物

以下、UNIXの専門用語がいろいろ出てきますので、必要に応じて ヒント(コンピュータ編)を見てください。
ログインしたら、まずコマンド pwd を使って、自分のカレントディレクトリを 確認しましょう。 また、コマンド ls を使ってその場所にあるファイルの名前を 確認しましょう。上の方に ls や ftp など、「.o」という記号がついていないファイル の名前が列挙されていますが、これはコマンドを意味しています。 このコンピュータでは、ここに書かれているコマンドが使えます。 「.o」という記号が付いているファイルの名前を見ると、不思議な事に 気が付くと思います。何か見覚えがある名前です。気が付いたら、コマンド exitで、一度コンピュータの利用を中断して、拾う(get)、捨てる(dorp)、などの 動詞を使った動作を、いろいろ試してみてください。
ファイルと行動との関係がわかったら、再度コンピュータにログインしましょう。 「.Z」という記号が付いているファイルは圧縮ファイルです。コマンド uncompress を利用して、圧縮された状態から圧縮前の状態へと戻してみましょう。 実行したら、コマンド ls で、ファイルの状態を再確認しましょう。 圧縮ファイルが他のファイルと同じ状態になったという事の意味を考えてみましょう。 コンピュータの利用を終了して、その事を確認し、 その物を見る(look) ことによって新たな情報を得ましょう。

ファイルと場所

今度はコンピュータの中にある、他のディレクトリに保存されているファイルを 調べてみましょう。コマンド cd で別のディレクトリへ移動して、そこで コマンドlsを使うと調べることができます。「..(ピリオド2つ)」は、ひとつ上の 階層のディレクトリを意味していて「cd ..」というコマンドを入力することで、 そこへ移動できます。 プロンプトが$になっているのを確認したらこれを入力してみましょう。 画面には何も変化はないですが、命令は実行されているので、コマンド pwd で 今いるディレクトリを確認しましょう。また、コマンドlsでそこにあるファイルを 確認しましょう。また、さらにひとつ上の階層へ移動して調べてみましょう。 ディレクトリ「/」の中にusrとroomsという2つのディレクトリがあるのが 確認できるでしょう。今まではusrの中にいたわけです。ではroomsのディレクトリへ 移動してみましょう。今いるディレクトリが「/」なら、コマンド「cd rooms」を 入力すればそこへ行けます。ディレクトリがたくさんあります。これらの名前を 見て何か気づきませんか?とりあえず、一番上にあるmailroomという名前の ディレクトリへ移動して中にどんなファイルがあるか見てみましょう。 descriptionという名前のファイルがあります。ファイルの中を見るにはコマンド catを使います。「cat description」と入力してファイルの中身を確認してみましょう。 なんか、どこかで見たことがある文章が書かれています。他のディレクトリも調べて みましょう。まず「cd ..」でひとつ上の階層に戻って、別のディレクトリで同じことを 繰り返してみましょう。
ゲームの中の世界と、このコンピュータの中の世界の関係が わかってきたでしょうか?
関係がわかったら、/roomsの中にあるhidden-areaという名前のディレクトリの中身を 見てください。今まで理解してきた法則を組み合わせて考えると、ひとつめの宝物の ありかがわかると思います。コンピュータの利用を中断して、その場所へ行って 宝物を手に入れておきましょう。

ftpとrlogin

今使っているコンピュータpockyにログインしたときに出てきたメッセージを 思い出してください。コンピュータgammaに接続できるということは、 そこにも新しい世界があるということです。 通信用のコマンドとして、rloginとftpが使えるので、この2つを使うことを 考えましょう。rloginは遠くにあるコンピュータへログインして使うための コマンドなので、これを使ってgammaへログインすれば、そこに保存されている 世界へ行けるということです。 ただし、ファイルは pocky に保存されているので、そのまま移動すると、 今の持ち物を向こうの世界で使えません。そこでftpを使います。 自力でやってみたい人はゲームをセーブしていろいろ試行錯誤をしてみてください。 うまくやれば全ての持ち物を持って新しい世界へ行くことができます
以下は、うまくいかない人へのヒントです。 まずはコマンドcdでログインしたときのホームディレクトリへ戻りましょう。 そこでftpを使ってgammaに接続しましょう。入力する命令は「ftp gamma」です。 ユーザ名を聞かれますが、このftpは匿名ftpなので、ログインしたときのユーザ名は 使えません。一般に、匿名ftpでは、ユーザ名anonymous、パスワードには メールアドレスを使うことになってます(パスワードは基本的には何を入力してもいい)。 メールアドレスはユーザ名@コンピュータ名が使われます。 つまり、ユーザ名anonymous、パスワードはとりあえずtoukmond@pockyとでもして 利用を開始してみましょう(入力したパスワードは念のために覚えておきましょう)。 プロンプトが「ftp>」になっている間、ftp用のコマンドが使えます。
起動時にはascii転送モードになっていて、このままファイルを転送すると転送時に 中身が変化してしまうので、コマンドbinaryを実行してバイナリ転送モードに しましょう。 次にコマンドsendを使って転送したいファイルを送りましょう。例えばlamp.oを 転送したければ 「send lamp.o」です。ちゃんとバイナリ転送モードで送られて いるのを確認しましょう。もちものを全部転送したらコマンドquitでftpを終了 しましょう。
さあ、いよいよ新しい世界へ旅立ちましょう。コマンドは「rlogin gamma」です。 パスワードは、紙切れ(paper)に書かれている単語です。
gammaの中の新しい世界へ行ければ成功です。転送先に持ち物が全部転送されているで しょうか?もし何も落ちてなかったり、汚物しか落ちてなければftpに失敗しています。 持ち物が全部転送されて新しい世界へいければ成功。全ての持ち物を持って 新しい冒険をはじめましょう。